かつての仕事仲間に、2月の立春が過ぎて…

阿木燿子からのメッセージ

2009月2月25日(水) 更新

 かつての仕事仲間に、2月の立春が過ぎてから年賀状を送ってくる男性がいました。賀正や迎春と書かれた葉書を手にすると、私はお正月が二度来たようで嬉しくなったものです。

 彼は易学に造形が深く、その影響で自分の新年を立春に決めていたようです。

 その気持ち、私にもよく理解できます。私にとっても新しいスタートは、立春からの方がぴったりきます。というのも私の祖父は四柱推命学を学んだ易者だったので、私の運勢をオギャーとこの世に生を受けた瞬間に、観てくれていました。四柱推命学による新年は、旧暦でやってきます。悪い運から良い運に変わるのも、またその逆も、2月の立春を待たなくてはいけません。そんなことがあって、私は2月が近づくと春の予感とともに、何か新しい出会いがありそうで、胸がときめくのです。

 さてさて2月から始まる“今年”は、どんな年になるのでしょうか。今でも充分慌ただしく日々を過ごしていますが、当面の目標の4月10日に向い、これから先はさらに忙しくなりそうです。

 4月10日は、主人がプロデューサー、私が構成演出という交通遺児達を支援するチャリティーコンサートを、渋谷のオーチャードホールで執り行うことになりました。

 お話を頂いたのは去年の10月頃ですが、私達が今までやってきた経験が何かお役に立てばと、お引き受けしました。

 当日は遺児達も招待され、観に来て下さるということなので、心暖るアットホームなステージ作りができたらと思っています。

 一部は由紀さおりさんとヴァイオリンの寺井尚子さんをゲストにお招きし、素敵な演奏と美しい歌声をお届けするつもりです。また私達夫婦が主催している「ひふみレインボー」という80名の老若男女のコーラスグループが加わり、プロとアマの垣根を越えた、心が洗われるステージが作れたらとも思います。

 二部はガラリと趣向を変えて、ダンスの要素が加わり、華やかなステージになる予定です。それもベリーダンスとフラメンコの火花が散る競演を仕掛けたいと考えています。

 4月10日のことを考えると、あーしたい、こうしたい、こんなアイディアはどうだろうなどと気持ちが先走り、つい寝そびれてしまいます。今からこんな調子だと体が持たないなと思うのですが、目下のところオーチャードホールのことで頭が一杯という感じです。

 私は何か始める時、まず打ち上げのことをイメージするのですが(それぞれ実力を出し切って、みんなが楽しくお酒を飲み、口々にやったね、と言い合っている風景です)4月10日の夜、どんな打ち上げをしていることやら。出来れば最高に盛り上り、参加して下さった全員が幸せな気分でいられますようにと、そんなことを念じています。

 さーて、やるぞ!今年はまた新たな一歩だ!

 2月に入って本格的に動き出すであろうこのプロジェクトを思うと、武者震いが禁じえない昨今です。乞う、ご期待〜です。

阿木燿子

※交通遺児達を支援するチャリティーコンサート=「真心おたがい様コンサート」についての詳しい情報は、お知らせをご覧ください。