阿木燿子からのメッセージ
2005月1月5日(水) 更新
今年は酉年。鳥は十二支の中で唯一、羽ばたくことが出来る動物です。翼を広げて、大空を飛ぶ鳥の姿は優雅そのもの。一匹狼(?)的に一羽で雲間を縫う鳥。群れを成して夕陽に向かって突き進む鳥と様々ですが、鳥にたとえれば、今年の私は後者でしょうか。
年頭に当って思い付く目標は、いろいろなジャンルの方と協力し合いながら、何かを作り上げてゆけたらと思っています。
勿論、個人作業である書くこと−作詞やエッセイや小説−なども頑張るつもりでいますが、それ以外の活動、たとえばプロデュース的な仕事も積極的にやってゆこうという気に今はなっています。
その一環として、今年は二つの曽根崎心中の公演があり、どちらも成功させなくてはと気を引き締めている最中です。
このHPを開いて下さる方の中には、御存じの方も少なくないと思いますが、二つとは文楽とのジョイントの『ロック曽根崎心中』と、フラメンコとコラボレーションしている『フラメンコ曽根崎心中』のことです。
どちらも主人と私が手掛けた楽曲を元にして構成されており、手前味噌ではありますが、感動的に仕上がっていると自負しています。
「ロック曽根崎心中」は5月24日と25日、国立劇場で、「フラメンコ曽根崎心中」は7月26日〜31日まで、ル・テアトル銀座で公演します。
両方を観て頂ければ、同じ楽曲を使っても、表現方法が変わると、こんなにも違うのだということが分かって頂けると思います。
勿論、文楽が好きな方は文楽を、フラメンコファンはフラメンコ・バージョンをお楽しみ頂ければ、幸いです。
なんて、すっかり曽根崎心中のPRめいてしまいましたが、私達夫婦にとってこの作品は我が子も同然。這えば立て、立てば歩めの親心、という気分でいます。
まだヨチヨチ歩きの幼児ですが、年と共に成長し、いつの日か世界に羽ばたいて欲しいと願っています。
もうひとつ、今年の私の予定としては、11月3日にコーラスの発表会をやります。
三年前から友人と共に、コーラスグループを結成したのですが、今やメンバーは50人を超えました。平均年齢はかなり高め。低く見積もっても55〜57才くらいでしょうか。
しかし、レッスン中はみんな少年少女。先生のピアノに合わせて、頬を紅潮させて、一心に歌っています。
そろそろ日頃の練習の成果を、家族や友人にお披露目したいということで、今年の文化の日に発表会をすることに決めました。
まだ先のことなので、これから歌い込もうとは思っていますが、有るようで無いのが時間なので、あまり呑気に構えていてもいけないなとは、怠け者の自分に対する自戒の言葉です。
仕事に趣味に、楽しいことを沢山するのが、今年の私の目標。このHPであなたとコンタクトを取るのも、私の喜びのひとつです。
今年は頻繁に、画面上でお目にかかりましょう。
追伸、楽しい予定がもうひとつ。2月の初めから十日ほど、インドに行ってきます。神秘の国、インドを訪れるのは初めてなので、今からワクワクしていま す。旅行の報告は次回のこのページで。お土産話を楽しみにしていて下さい。
阿木燿子